12月の旬魚
12月に美味しい魚たち
アンコウ

ブリ

ホウボウ

ナマコ

11月の旬魚
11月に美味しい魚たち
サバ
もう説明する必要がないお魚ですね、この時期は「秋サバ」といって一年の中でも一番美味しい時期になります。サバは回遊魚で春から夏にかけて北上し、秋から冬にかけて南下します。回遊魚特有の南下を始める時期が最も脂を溜めて美味しくなります
イトヨリダイ
体側の黄色い線と尾鰭の先の糸状が泳いでいると糸を撚るように見えるところから「糸撚鯛」とても上品な白身で繊細な味をしており、料亭などでもよく使われるお魚です。日本でも西側で多く獲れ馴染みが深く、旬はやはり晩秋から冬にかけて、となります

マトウダイ
漢字で書くと形が馬の頭部に見えるから「馬頭鯛」や体側の黒点が的に見えるところから「的鯛」など古くから親しまれてきたお魚だと分かりますね。産卵期が春となり、やはり晩秋から冬にかけてしっかり脂が乗って美味しくなります、見た目のグロテスクさに反して上品な白身のお魚です
アカガイ
ヒトと同じように血液にヘモグロビンを含む貝で、殻を開けると赤い血が流れ身も赤みを持っていますすっかり国内産は高級な貝となりました。普段、寿司ネタなどで使われているのは輸入物で、やはり日本では旬は晩秋から冬にかけてとなります。

アオリイカ(小イカ)
春から梅雨時期ころに産卵するアオリイカは1年魚で、親イカは産卵後、寿命が尽きてしまいます。そして生まれた小イカは夏から秋にかけて沿岸で成長し、深場へ移動する前にしっかりとエサを食べて美味しくなっています。やっぱりお刺身や寿司ネタですよねー
10月の旬魚
10月に美味しい魚たち
イワシ
イワシも何種類かありますが「マイワシ」「カタクチイワシ」は諸説あるものの秋口からが旬とも言われてます。マイワシの煮物や軽く一夜干したカタクチイワシなども美味しいですが、やはり丸々と肥えたイワシのお刺身は口の中でとろけます。
アカヤガラ
ヤガラと聞いてピンと来なくても、画像を見たら何となく分かる方もいらっしゃるのではないでしょうか?あまり魚屋で見る事も少ないですが、アカヤガラのその身は上品な白身で非常に美味しいです。潮彩市場でも昨年から今年にかけて2~3回見かけてます。ご興味あれば薄造りなんがいかがでしょう?

カツオ
回遊魚のカツオは日本近海では春に鹿児島以南から取れはじめ、それから北上していき東北あたりからまた南へ戻り始めます。それを戻りガツオと言い、春のカツオよりもよく脂が乗っていて「トロカツオ」などと名前がついて販売されています。春の物を好むか、秋の物を好むかは個人によって違うとは思いますが、よく肥えた戻りカツオのタタキなんかはもう最高です
サンマ
先月に引き続きサンマを取り上げさせていただきました。9月も終わりになって少しづつ秋刀魚も大きくなり、価格もじわじわと下がってきてます。やっぱり、秋は秋刀魚を食べたいですよねー
イシガレイ
カレイもイメージでは冬から春にかけてが旬の印象ですが、近年流通の向上によりお刺身で食べるようになってからは産卵(抱卵)前の秋口から冬にかけてがよく太って美味しいです。漁獲量は低いためなかなか数は入りませんが、見つけたらぜひ召し上がってみてください
9月の旬魚
9月に美味しい魚たち
キジハタ(アコウ)
「キジハタ」と聞いてピンと来なくても「アコウ」ならご存知の方も多いのではないでしょうか。ハタ科の一種で大変美味しいお魚です。釣りの対象魚としても人気ですが、漁獲量は少なくいわゆる高級魚の分類とされています。薄造りのお刺身は絶品ですよ~
シイラ
シイラ、通称マンサク。このお魚は赤身の仲間ですがマグロのように赤くなく、薄い桜色です。癖がなく淡泊な味わいなので色々な料理に使われています。ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ名物料理もあるそうです。結構大きくなる魚で全長が2mになるものもいるとか
マナガツオ
カツオと名がつくものの、カツオとは見た目も種別も全く違うお魚。外洋性ですが夏場から秋にかけて瀬戸内海に産卵のために入ってきて漁獲があります。身に脂が良く乗ってくるのは冬ですが、もともと味の良い白身のお魚なので、この時期でも十分美味しいです。
サンマ
上記3種が比較的高級魚と言われるのに対し、秋の大衆魚の代表「秋刀魚」です、やっぱり塩焼きが一番ですかねー。ちなみにサンマは回遊しながらプランクトンなどを食べるのですが、その消化が非常に早く30分程度で体外に排泄されるそうです。ですので焼けば内臓まで美味しくいただけるのですねー。
8月の旬魚
8月に美味しい魚たち
アマダイ
山口県の代表的なお魚、アマダイも8月から旬と言われています。山口県が全国でもトップクラスの水揚げを誇り「萩のアマダイ」は全国的にも有名です。上品な白身のお魚ですのでどう料理しても美味しいのですが若干身が柔らかいので、軽く塩を振って締める下処理をすると良いとの事です
スズキ
釣りで人気のスズキも出世魚で成長過程で色々な呼び名があります、セイゴやフッコ、ハネなど地方によっても違いますが全てスズキの別名です。夏に脂が乗って美味しくなる魚でもあり、刺身や洗い、塩焼きなどお馴染みとなってます
タチウオ
魚屋さんに並ぶとその輝きでひときわ目を引くタチウオも旬は8月から秋にかけてとなります。もっともよく食べられてる調理は塩焼きやムニエルなどの焼き物ですが、新鮮なうちは刺身が美味しいです。それも皮つきの物が良いです
カンパチ
ブリ、ヒラマサとともに「ブリ御三家」に数えられるカンパチですが、天然物に関しては8月から秋にかけてが旬となります。ですが、最近は養殖物が多く(もっとも養殖でも味や風味は落ちず、天然と較べても遜色ないお魚です)通年安定しております。ブリよりも脂や血合いが少ないため刺身や寿司ネタとしてよく食べられています
ブトエビ
このエビは別のエビもこう呼ばれているようではっきりした定義は分かりませんが、よくお店でカゴ売りやパック売りで、5センチ程度から10センチ程度の赤い斑点のあるエビです。そのまま塩ゆでや素揚げして塩を振ったり、おつまみとしてもすごく良いですよねー
7月の旬魚
7月に美味しい魚たち
ウナギ
夏の土用の日に食べるものとしておなじみのウナギです。一説には天然ウナギは冬眠に入る前の秋がいちばん脂がのって美味しいと言われていますが、土用丑の日に食べるウナギは養殖物が多いという事で今年の夏の土用の日に合わせて育てますからやはりこの時期を旬といたします。

マダコ
瀬戸内では夏が旬となります。有名なのは七夕前の五日間を「半夏生」と呼び、栄養素が豊富なタコを食べてスタミナをつけるという風習が関西方面ではあります。このように、マダコは栄養素が大変豊富で、暑くなるこの季節にピッタリの食材ですね。
トビウオ
トビウオの旬も初夏から初秋にかけてとなります。よく見かける「あご出汁」の原料というイメージが強いお魚ですが、旬のトビウオは新鮮な物ならお刺身がおススメです。脂分が少ない割には旨みが強いお魚で、他の青物とは味わいが違いますのでこの時期にイワシやアジなどと食べ比べるのも面白いのではないでしょうか。
アワビ
高級食材としてのイメージが強いアワビですが、この貝も旬は夏となります。私も含めてこの貝を普段からよく食べるのはあまりないのではないでしょうか?それでも意外と潮彩市場には入荷があります。たまの贅沢として時にはいかがでしょう。
アユ
初夏の若鮎は7月が旬となります。別名「香魚」とも呼ばれ、ちょっと爽やかな香りを纏うお魚です。わが防府市の佐波川でも風物詩としてあちこちで竿を振る姿が見られますよねー。ちなみに佐波川では6月1日から漁業解禁されていますのでもう店頭には結構並んでいますよ~
6月の旬魚
6月に美味しい魚たち
ハモ
防府と言えばハモ、夏と言えばハモ 「梅雨の水を飲んで美味しくなる」とも言われる鱧のシーズンが到来しました。小骨も骨切して食べるのでカルシウム豊富、皮ごと食べるのでコラーゲンも豊富と栄養価も高いので、このグッタリする梅雨時期にピッタリのお魚です
ヒラマサ
ブリによく似ているお魚ですが、「冬の鰤、夏の平政」とも言われ旬は夏になります。このあたりでは ヒラソ とも呼びますね。鰤との見分け方は黄色の側線がはっきりしている、胸鰭が鰤に比べて短いなど微妙な感じですので、表示がない場合お店に聞くのが一番です(笑)
シマアジ
高級魚としてのイメージがあります。実際、天然物は漁獲量も少なく現在も高価ですが、最近は養殖技術も進歩しており、比較的お求めやすくそれがお店に並んでます。高級魚というだけあって旬の夏はやっぱりすごく美味しいお魚ですねー
マゴチ
こちらも白身魚の代表である「冬のヒラメ」に対して「夏のコチ」という地方もあるようです。見た目のゴツさからは想像できないくらいのキレイで上品な白身のお魚です。さばき方はちょっとコツが必要みたいですが、やっぱり新鮮なうちにお刺身でいただくのがこの時期はオススメです。
キス
釣りではこの時期昔から大変お馴染みの「キスゴ」です。大体の方が釣り上げても魚体があまり大きくないので、さばくのが面倒ですから焼きや揚げで食べると思います。でも、ちょっとコツを覚えて、三枚おろしが出来るようになったら、刺身や寿司ネタで食べるのがオススメです、さらにキスの新しい魅力に気づきますよー
5月の旬魚
5月に美味しい魚たち
イサキ
旬のイサキはまるまると太っている個体が多いので、ひとめで分かります。もちろん、脂の乗りも最高でお刺身でいただくと口の中でとろけるような味わいとなります。あとは焼き物にしても煮物にしてもとても美味しいお魚ですねー
マアナゴ
寿司ネタなどでおなじみの穴子です。マアナゴは瀬戸内海にも多く生息しています。美味しいのはもちろんですが結構栄養価も高いお魚で、免疫力を高めるビタミンAや悪玉コレステロールに効果のあるオレイン酸が多く含まれているそうです
キビナゴ
イワシに似ていますが、漢字で書くと「黍女子、黍魚子」と書きます。一般的には冬場が旬といわれていますが、この時期は子持ちとなり煮付や焼き物、揚げ物にすると非常に美味しくいただけますので旬といえます
ケンサキイカ
よく、刺身用として生きたケンサキイカが出回る時期は7月頃からですが、この時期は子持ちイカとなります。煮付などにすると非常に美味しいですね
サザエ
サザエはBBQなどでは主役となるので、夏によく見ますが春から夏にかけてが旬となります。もちろん、刺身、つぼ焼きなどの焼き物、サザエご飯などどれも美味しいですよねー
4月の旬魚
4月に美味しいお魚など
カツオ
春のお魚と言えば「初鰹」をあげる方が結構多いと思います。初鰹とはこの時期に黒潮に乗って北上するカツオの事です。また逆にいわゆる「戻り鰹」とは秋に南下するカツオの事でトロカツオなどとも呼ばれますね。それぞれ特徴があってタタキにすれば大変美味しいですよねー
マテガイ
この貝の捕り方、ご存知の方も多いと思います。引き潮の砂浜で穴(色んな生物の穴がありますが、この貝の穴は一度経験すればすぐ分かるそうです)に食塩を入れるとひょこっと飛び出したところを素早く捕まえます。バター醤油で焼いたり、白ワインで蒸したり美味しい貝です
コウイカ
1月の旬魚にも登場したコウイカですが、この時期が最も漁獲量が多いとの事です。よく似ているモンゴウイカは初夏が旬となりますね。お刺身も天ぷらでも寿司ネタでもオールラウンドに美味しいイカです
マアジ
皆さんご存知の鯵です。一年中お手軽で美味しいイメージですが、実はこの時季から夏場にかけてが旬となります。すごくポピュラーなお魚ですが、やっぱり旬の脂の乗ったアジはどんな料理にしても美味しいですよねー
アイナメ
アイナメと聞いてピンとこない方もいらっしゃると思いますが、別名「籾種失い」と呼ぶ地方もあり、農家が大切な籾種を手放してでも、春のこのお魚は買うという謂れがあります。そのくらい旬のアイナメは美味しいのです。最近は漁獲量が少なくなりましたが、活きのいいアイナメを見かけたらお刺身なんかはかなりおススメです。